「新版小栗判官 照手姫」を観て
横浜ボートシアターの公演「新版小栗判官 照手姫」を藤沢の遊行寺で鑑賞した。
物語が語り継がれていく時、内容や語る目的がどんどん形を変えていく。
この「小栗判官 照手姫」もその一つで、仏教的な「執着」「因縁」を説く目的も「純愛もの」に変わったりしている。それがまた、面白い。
横浜ボートシアターのコンセプトである「仮面をつけての演劇」は個々の個性を「手付かずの状態」にし、見る者が「物語の中に入っていける」感じにしてくれる。
観終わって、「またボートシアターの時間を味わえる時代に帰ってきたな」としみじみ感じた。
皆さまも是非、再び動き出した横浜ボートシアターの公演をご覧ください。
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